【竹の間伐と栗の収穫】

孟宗竹と根曲がり竹について

みなさんまず質問です!
「竹の間伐」という言葉を耳にした時に皆さんはまずどんなイメージを持ちますか?
竹林の中で自分が作業する様子、ノコギリを使って切る動作、間伐をした際に切った竹を使ってみんなで流しそうめんをする姿、様々なものを想像できるかと思います。

私は、周りに竹しかないような場所でチェーンソーを使って竹を切っていく様子が思い浮かびました。

そんなイメージを持って竹林に向かった私は現場に到着した際に驚きを隠せませんでした。
なぜなら、私がイメージしていた竹は「孟宗竹」であったにも関わらず、実際間伐を行う竹は「根曲がり竹」だったからです。
以下の写真の通り、孟宗竹と根曲がり竹では見た目も全く違います。

🎋孟宗竹と根曲がり竹の比較🎋

調べてみると孟宗竹(もうそうちく)と根曲がり竹(ねまがりだけ)は、どちらも日本に自生する竹の一種ですが、それぞれに特徴がありました。

まず、種類と大きさにおいて、孟宗竹は竹の中でも最も大きな種類の一つで、高さは20メートル以上、直径は約20センチメートルに達し、竹林を形成することも多い一方、根曲がり竹は寒冷地や山岳地帯に自生する小型の竹で、高さは1メートルから3メートル程度と孟宗竹に比べて小型です。また、名前の通り根が曲がりながら成長するのが特徴だそうです。

次に利用方法に関しては、孟宗竹は春に採れる大きな筍(たけのこ)が食用として人気で、さらに建材や工芸品、器具としても広く利用されます。対照的に、根曲がり竹は若芽が山菜として珍重されているそうです。

いざ、竹の間伐へ!

先ほど説明した通り、今回間伐させていただいた竹は「根曲がり竹」でした。
細く根が曲がりながら成長している根曲がり竹は、竹切りハサミを用いて間伐を行いました。

✂️使用した竹切りハサミ✂️

竹の先端が枯れてきているもの、太く成長し過ぎているものを重点的に切りました。
この間伐は「栄養分を十分に届けるため」「日光を当てやすくするため」に行なっていると考えていました。
しかし、この竹林を管理される奥山さんにお話を聞くと「筍を収穫しやすくするため」という回答をいただきそういった理由もあるんだと感嘆しました。
今ある竹が成長しやすくなればと考えていた私にとって収穫時まで見据えた考えはなく、物事を見通すことの重要性に再度気付けました。

目の前の竹の状態を見て「切る」「切らない」の判断のみを間伐時には行なっていましたが、3時間の作業を終え全体を見渡したときに筍を収穫しやすい状態に持っていくことができました!

栗の収穫

今回竹の間伐作業をさせていただいた奥山さんのご自宅に立派な栗の木があり栗の収穫までさせていただくことができました。

🌰栗収穫🌰

栗の木の下には、上記の写真のように栗が落ちており、このような栗にヘラを使い収穫して行きました。
そして思いのほか立派な栗が落ちていたこともあり、服を即席の収穫籠として利用しました。

奥村さんのお家に戻ると、「収穫した栗を生で食べてみるか?」との提案が!
そもそも生で栗なんて食べれないだろうという固定概念から少し食べること自体も躊躇っていましたが、せっかくの機会ということでいただくことにしました。

🌰収穫したての生の栗🌰

生の栗はまず、包丁で皮を取っていきます。
もちろん皮を柔らかくするために何か魔法が使えるわけでもないので、地道に少しずつむいてくださいました。
そして、皮を全て取り切ったらついに食べることができます!
いつも通り栗を食べようと噛んでみると全く噛みきれないどころか歯が折れそうになるほどでした。
そして奥歯を使うと食べることができました。
栗を噛んだ瞬間には、ほのかに栗の味を感じることができましたがそれ以降は栗の風味すら感じ取れませんでした(笑)
普段私たちが食べて美味しいと感じている栗は、栗本来のおいしさを多くの調味料が引き立たせているということだったんですね!

素材の力を100%以上引き出すためには多くの引き立て役が必要であり、これは私が中学、高校と行なってきた吹奏楽と同じようなことが言えるのではないかと感じました。
一人でいて「できないこと」「成し遂げられないこと」も仲間と協力することで「誰かに勇気や希望を届けられる」そんなことを思い出させてくれるエピソードだなと思いました。

では、また次の投稿で!

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